バイク保険の等級制度

バイク保険の等級制度とはどういう制度?

車の保険にも等級制度がありますが、バイクの保険にも等級制度があります。
車と同じように安全運転で無事故を継続すれば、保険料が割引になりますし、逆に事故が多くなるほど割増となる制度です。

バイク保険の等級制度も事故歴に応じた保険料の割増引制度はノンフリート等級別料率制度となっているので、できる限り事故をしないよう安全運転することが望まれます。
無事故でいれば免許証の更新期間も長くなりますが、バイク保険についてもお得なのです。

初めての等級は6等級から

1年間保険を使わずにいれば次年度の保険で等級が1つ上がります。
初めての等級は6等級からとなっているので、初めて保険を契約して無事故で1年過ごせたら、翌年度等級は7等級です。
翌年度の保険料についても割引となります。

バイク保険を初めて契約する際には6等級ですが、ほかの保険会社のバイク保険に加入しており、その後乗り換えた場合でも等級は引き継げます。
もちろんバイクを買い替えたときも同じで等級引継ぎです。

事故をした場合としない場合で保険料が変わる

例えば20歳の男性が排気量50㏄のバイクを保有していて現在10等級だった場合、その時年額保険料が14,700円くらいだったとして、事故を起こさない状態を維持すると等級は11に上がり、保険料は14,500円となります。
5年後まで無事故でいれば等級は15等級になり、年額保険料は13,900円くらいまで割引され、5年間合計の保険料は85,000円くらいです。

逆に3等級ダウンする交通事故を起こした場合、翌年に7等級に下がってしまい保険料も上がります。
14,700円くらいだった年額保険料が18,200円にアップしてしまうのです。
5年間の保険料合計は98,000円を超えるため、無事故だった場合と比較すると13,000円くらいの違いとなります。

同じ等級でも無事故と事故ありで保険料割引率が変わる

同じ等級であっても無事故の場合と事故ありの場合では、保険料の割引率に影響が出ます。
6等級までは無事故でも事故ありでも割増引率は変わりません。

同じ等級でも以前事故をしてバイク保険を使った場合、ダウンした等級に合わせ事故有係数が適用されることになります。
こうした事故ありの割増や割引率を適用する期間のことを事故有係数適用期間といい、これを管理するために0年から6年設けられており、同じ等級でも保険料に差が出るのです。

ちなみに3級等ダウンの事故を起こした場合は、翌年度の契約から3年、事故有係数が適用されることになります。
その後、交通事故を起こさずにいれば4年後、事故前の等級と同じ等級に戻るというシステムです。

いずれにしてもバイク保険は、自動車保険と同じように無事故で保険を利用しない方が保険料もずっとお得になります。
普段から無事故、また無違反を心がけ、周囲の人たちにも自分にも優しい運転をしましょう。