ヘルメットの種類について

スポーツジェットヘルメットとストリートジェットヘルメットについて

バイク用ヘルメットにはいくつもの種類があって、形状や機能、そして使用シーンが異なります。
まずジェットタイプというヘルメットについてですが、これはオープンフェイスという呼ばれ方をすることもあって、顎の部分はオープンになっていますが、頬まではガードされているヘルメットです。
そして、顔の全面をシールドで覆う形となります。

ジェットヘルメットの中にもさらに細かい分類があって、スポーツジェットヘルメットというものがあります。
これは高速走行を想定していて、よりスポーティーな走りをする人向けのヘルメットです。
空気抵抗を意識したフォルムになっており、ベンチレーションを巧みに取り入れてぴったりとフィットする形状になったりしています。

同じジェットヘルメットでも、ストリートジェットヘルメットというタイプもあります。
これもやはり顎はオープンですが、頬までカバーされているヘルメットで、より街中での走行を意識してデザイン性を追求しているのが特徴です。
全体的な傾向としては、あまり流線形のフォルムにはせずに丸形となっていることが多いです。
シールドが付いていないことも多く、ライダーはゴーグルを着けて目を保護することになります。
よりおしゃれにヘルメットをかぶりたいという人に向いているタイプと言えるでしょう。

フルフェイスヘルメットとシステムヘルメットについて

フルフェイスヘルメットというのは、顎までカバーされていて目だけが出るタイプのヘルメットです。
開口部である目の部分はシールドで覆えますので、走行中は完全に首から上を保護できることになります。
安全性という面では最も効果の高いヘルメットで、高速走行をする人に向いています。
また、全面カバーですので風の抵抗も受けにくく、冬でもある程度寒さから顔や頭部を守れるというメリットがあります。

システムヘルメットというのは、ヘルメットの下部が可変式になっていて、顎の部分を覆ってフルフェイスにすることもできますし、引き上げてジェットタイプにすることもできるというヘルメットです。
暑さや快適さ、走行シーンなどによって切り替えられるのが便利です。

オフロードヘルメットについて

オフロードヘルメットはその名の通りオフロードでの使用を想定しており、軽量で空力を考えたスポーティーなフォルムとなっているものがほとんどです。
顎の部分までカバーされていて、しかもフルフェイスよりも出っ張っています。
こうすることで、転倒して顔をぶつけてもけがをしないようにしているのです。
シールドが装着されている製品もありますが、オフロードの競技ではシールドは禁止となっていますので、基本はゴーグルをすることになります。