ビーナスライン

長野県の中でも美しい景色が魅力のビーナスライン

長野県は、数多くの山に囲まれた県です。
アクセスもかなり改善されましたが、峠を超えながら入る場所が多く、バイクのツーリングスポットとしても、楽しめる場所がたくさんあるのです。
その中でも、抜群の見晴らしを誇るのが、ビーナスラインだといえるでしょう。

のどかで、のんびり走ることができるため、攻めるといった感覚ではありません。
もっと大きな気持ちで、ゆったりと景色を楽しみ空気を楽しむ、そういった場所なのです。
極端に狭いような場所もありませんので、初心者でも楽しむことができます。

場所としては、長野県の茅野市の国道299号、国道152号と、上田市にある美ヶ原美術館をつないでいる道路を指します。
正確には、他で品有料道路と霧ヶ峰有料道路に当たりますが、現在は償還が終了し無料開放されていますので、以前よりも利用しやすくなっているのです。

標高が2000mにも迫る高い地点の道路ですので、夏場でもかなり涼しい場所となっています。
しかし、冬の訪れも早い場所で、冬季は閉鎖される点に注意が必要です。

富士見台駐車場の見晴らしは抜群

ビーナスラインに入ってみると、その標高の高さと見晴らしの良さに驚くでしょう。
広く見渡しがいいのは、山の中腹よりもはるかに高い地点を走り抜けるからであり、他のスポットのような閉塞感がありません。
広い道がなだらかに続くため、峠を走るというよりも、ヨーロッパを走っているといった感じに近いともいえるでしょう。

だからと言って、きついコーナーなどがないわけではありません。
ヘアピンカーブもあったりするのですが、見晴らしの良さが幸いして、コーナーのきつさを感じさせません。
対向車や道路状況も視認することができるため、安心して入っていくことができるからです。

休憩場所としては、富士見台駐車場が有名なスポットとなっています。
広大な駐車場がありますので、大人数のツーリングでも安心して止めることができますし、何よりも景色が素晴らしいスポットです。

気象条件がよければ、名前のごとく富士山を眺望することができます。
眼下には雲海が広がることさえありますので、日常では見ることのできない風景を楽しむことができるでしょう。

アクセス方法は中央道と長野自動車道から

ビーナスラインに行くルートしては2つあります。
一つは東京からもアクセスしやすい、中央道諏訪ICから入る方法です。
市街地から入っていくことができますので、途中で準備もしやすいでしょう。

もう一つが上信越自動車道、佐久ICから入る方法です。
こちらは見晴らしのいい道路を走りながら入っていくことができますが、気が付くとお店などもなくなっていたりしますので、準備するものがあれば早い段階がいいでしょう。