一本橋

自動車教習所に普通自動二輪免許を取りに行っている人は多いでしょう。
普通自動二輪免許を取得出来たら憧れのあのバイクに乗ろう、と意気込んでいる方も多いのではないでしょうか。

若い人も多い教習所ですが30代や40代の方でも教習に通ってきている姿を見る事ができます。
バイクを楽しむのに年齢制限はないので是非頑張って免許を取得してほしいものです。
自動二輪免許を取得する為には教習所で実技教習を受ける必要があります。
この実技教習には様々なものがあります。

一本橋

ここでは普通自動二輪の教習では必ずといって良いほど出てくる一本橋についてお話をしていきたいと思います。

一本橋は教習科目として得意な方もいますが、苦手と感じる方も多いようです。

ソース元:一本橋の恐怖感

こちらの方のように、深刻な悩みを抱えている方もいるかもしれません。
そこで、一本橋の渡り方に関するテクニックをご紹介したいのですが、まずは概要からおさらいしましょう。

一本橋というのは幅約30cm、長さ約15mほどの一本橋を7秒以上かけて通過するというものです。
七秒を切ってもいけませんし、落ちたら即失敗とみなされます。

高さは5cmほどなので、落ちたからといって怪我をするとかそういう事はないので安心です。
いわゆる体操の平均台のバイクバージョンと思えば分かりやすいでしょうか。
とても地味に思える教習ですが、テクニックとしては重要です。

低速での安定した走行、徐行時の車体バランスを保つという点ではとても重要なテクニックだと言えるでしょう。
基本的にバイクはバランスで乗るものです。

一本橋というのはその基本を学ぶ為にとても良い教習なのです。
きちんと真面目に教習を受けて、しっかりとマスターするようにしましょう。
一本橋で気を付ける点はやはり目線です。

足元ばかり、つまりフロントタイヤのすぐ前ばかりを見ていると十中八九失敗します。
また実際の公道でそんな事をしていたら事故の元になるので、基本的に目線は常に先へ先へと向けるようにしましょう。

目線は先へ

なるべく出口を見るようにして、視線も同じ様に進めていくのがコツです。
一番ダメなのは一カ所に視線を集中させてしまう事です。

たまにフロントタイヤや足元をみて確認する程度にして、視線は先へと飛ばしましょう。
不安だからといって足元ばかり気にしていたら逆にふらついてしまったり落ちてしまう事になるので注意が必要です。

また一本橋をクリアするのに大切なのがニーグリップです。
バイクのタンクをこれでもかというくらいしっかりと膝で挟んで走行しましょう。
またそれと同時に上半身を固定する事も大切です。
この二つが出来て、更に視線を先に向ける事が出来たなら一本橋の通過もそう遠い話ではないでしょう。

常に意識的にやる事が重要です。
ステアリングの握り方も大切です。
これはバイクに限らず自動車でもそうなのですが、あまりにも強くガチガチにステアリングを握ってしまうとかえって安定しません。

またタイヤを通じて伝わる路面状況なども把握しにくくなってしまいます。
適度にステアリングを握り、またまっすぐ固定するぞ、という感じではなく若干小刻みに動かしたりする事で逆に安定する場合があります。

一本橋を渡っていて落ちそうになったらアクセルを開けて体制を立て直しましょう。
勿論この際にもアクセルワークというのは重要になってきます。ガバっと開けるのではなく、必要な分だけ開けれるように意識しましょう。

コツ

一本橋を上手く渡るコツとしては、最初から遅いスピードで走るのではなく、最初は少しスピードを乗せておき、徐々にスピードを落とすというのも有効です。

最初から遅いスピードだとなかなか車体が安定しない場合があるので、最初にある程度車体を安定させてからスピードを落とすようにすると良いです。

検定では7秒以上かけて渡る事になっていますが、もし脱輪しそうになったらそのまま走り抜けたほうが良いです。
脱輪は即失格ですが、7秒以内に渡った場合は減点で済むので要領よくいきましょう。