西伊豆スカイライン

戸田峠から伸びる西伊豆スカイライン

バイクでのツーリングは、やはり景観のいい場所が向いているといえるでしょう。
風を感じながら走るだけではなく、美しい風景が目線に入ってくるのは、何ともいえない喜びにもなるからです。
そんな道路の中でも人気が高いポイントの一つが、西伊豆スカイラインです。

静岡県の伊豆市にある戸田峠から伸びていく道路で、達磨山や伽藍山を通りながら、土肥峠を抜けていきます。
元々は10.8kmを走る有料道路でしたが、県に譲渡されたことによって無料開放されるようになりました。
そのため、地図上では県道127号線船原西浦高原線の一部に組み込まれています。

土肥峠で国道136号線に接続しますが、観光スポットでもあるため、シーズンが重ならなければ、そこまでの車はいないのもバイクのツーリング向きであるといえるでしょう。

素晴らしい景観を楽しむことができるスカイライン

西伊豆スカイラインは、景観のいいことで知られています。
天気次第ではありますが、駿河湾も見えますし、富士山もはっきりと認識することができるのです。
駐車場もあるため、ツーリングスポットとして、楽しみやすい場所となっているといえるでしょう。

生活道路ではないというところも、重要なポイントです。
ツーリング目的で来ているバイクや車が大半で、交通量は多くありません。
有料道路から譲渡されたことで、路面は完ぺきに整備されることはありませんが、それなりにきれいに整備されているといえます。

スカイラインの名前の通り、伊豆半島の中央部分の空を駆け抜けていく感じが味わえます。
その爽快感は、他では味わうことができないほどで、風もさわやかです。
ただ、稀に濃い霧が出ることもありますので、その際には注意して走行する必要があります。

また、道路がしっかりと作られているため冬場でも通ることができますが、伊豆といえども標高が高いため雪が降ることもあることには注意しなければいけません。
時期によっては凍結することも考えられますし、残雪が見えることもあります。
日陰にはいる時には、凍結しているかどうか確認しながら入ることが大切です。

きびきびと走ることができる、西伊豆スカイラインはそこまで長い道のりではありません。
爽快感が高いため、10㎞の道のりをあっという間に走り抜けてしまうことでしょう。

食事もおいしく宿泊も

ツーリングの楽しみは走るだけではありません。
その土地のおいしいものを味わうのも、ツーリングの醍醐味だといっていいでしょう。

西伊豆ということを考えると、やはり沼津は外すことができないでしょう。
沼津港まで出れば、他では味わうことができないほど新鮮な海の幸を味わうことができます。

スカイラインからは少し外れますが、戸田峠方面に出て達磨山に向かうとレストハウスがあります。
富士山を望む素晴らしい景観の中、食事をすることもできます。
ロッジを予約することで宿泊することもできますので、遠方からの場合には考えてみてはいかかでしょうか。