ブレーキオーバーホールのメンテナンス

ブレ―キシステムがきちんと制御できないと危険

バイクのブレーキはエンジンブレーキ、前輪のフロントブレーキ、後輪のリアブレーの3種あるのは御周知のとおりです。
アクセルを踏んで停止させるのがエンジンブレーキ、右手レバーで停止するのがフロントブレーキ、左手レバーもしくは右ペダルで停止するのが、リアブレーキになります。
いずれのブレーキにせよ、ブレーキシューとブレーキパッドが機能して停止できるので、両者が常に好調に機能している限り安心走行が可能です。

基本的には左右ハンドル操作でブレーキを機能させるので、ストレスなくて停止できるようになるために、練習と慣れが大切になってきます。
併せてブレーキシューとブレーキパッドの摩擦にも、注意を向けなければなりません。
一生のうちで急ブレーキをかける事はさほどないでしょう。

しかしながら、渋滞に巻き込まれて何度も停止する時は、リアブレーキを頻繁に使っていますから、ブレーキシューやパッドは停止するたびに摩擦を繰り返す事になります。
もっともすり減りやすいパーツです。
走行中にブレーキに違和感を少しでも、感じたら臆することなく、安全に停止できる場所に移動して、レッカーを依頼するか、プロの整備士に点検整備をしてもらいましょう。

ブレーキパーツが消耗したまま走行し続けたらどうなる

ブレーキシューもブレーキパッドも、少しの間は普通に走行できますが、周辺のパーツが傷つき消耗します。
近隣のパーツであるディスクローターに、ベースプレートが触れてしまう事で、ディスクローターも消耗するのです。
パーツ交換時には、ブレーキシューやパーツと共に交換する事になるでしょう。

単に汚れているだけなら洗浄するだけですみますが、消耗が原因となると部品交換になります。
仮に洗浄だけであってもプロ依頼すれば、経費はかかってくるので、エンジンシステムに詳しいなら自力で修理交換できるのが一番です。
デスク式ブレ―キで使用されるブレーキオイルが、汚染されてブレーキの不具合を引き起こす事もあります。

ブレーキオイルはいわゆるエンジンの潤滑油ですが、吸湿性があるため、水分を吸収してしまう事が多々あります。
それがもとでブレーキが効かなくなる事も起きてしまいますので、定期的に交換が必要です。

ブレーキ修理はオーバーフローで

オーバーフローすれば、根本的原因が見えてきます。
バイクの心臓部を解体する事になりますが、オーバーフローに自信があるほど、バイクに詳しいならやってみて損はないでしょう。
定期的にオーバーフローを行うほうが、事故防止になりますし、マイカーをさらに長く楽しめむことが出来ます。

手順は簡単です。
最初にオイルを事前にすべて抜き取っておくことがポイントです。
パーツを分解してから、クリーンアップしてから復元し、新しくてきれいなオイルを注入します。