乗鞍スカイライン

爽快なツーリングを楽しめた山岳道路

乗鞍スカイラインは、岐阜県にある全長14km以上の山岳道路。
国内で最も高い場所を通っている道路で、四季折々の美しい景色を眺めながらツーリングを楽しめることから、ライダーに人気のツーリングコースでした。

「でした」と過去形なのは、現在乗鞍スカイラインはマイカーでの通行が禁止されており、バスやタクシーで通行しないといけなくなってしまったからです。
理由としては、景色を見るために徐行、または車を停止してしまうドライバーが多かったようで、交通渋滞が多発してしまったことが挙げられます。
また環境を保護する視点からも、マイカー通行が禁止されたようです。

タクシーやバスでも、景色を堪能できるようゆっくり走ってくれるなど配慮のある運転をしてくれますので、自然をゆったりした気分で楽しむことができます。
タクシーやバスによっては、行きは3時間ほどかけてゆっくりと登り、帰りは30分ほどでさっと下るという運行をしているところがあるようです。

乗鞍スカイライン利用者の声

日本最高地にある山岳道路というだけあり、雲上を走っているような気持ちにさせられる乗鞍スカイライン。
山岳道路は数あれど、こんなに不思議な感覚になる道路はないと通行した人たちが絶賛しています。
春夏には青々とした雄大な山々が、冬には雪の壁に囲まれるなど、季節ごとにまったく違った表情を見せてくれるので、いつ行っても満足できるそうです。

高地にあるので広々としていて開放感あふれ、日常を忘れることができるという声や、平地では見ることのできない高山植物を目にすることができるので、自然好きな方にはたまらないという声も。
春夏に行ったひとは紅葉の季節にまた訪れたくなり、紅葉の季節に出かけた人は、花がたくさん咲く春から初夏に再訪したくなるのだとか。

乗鞍スカイライン利用にあたってのポイント

かなり標高の高い場所を通行するため、平地と比べると驚くほど気温が低くなります。
初夏や秋口に訪れる方は、上着など防寒対策をして出かけましょう。
また、通行時間も限られており、5、6、10月は朝7時から18時まで、7、8、9月は朝の3時半から18時までとなっています。
冬季期間は通行止めとなっていますので、遠方から訪れる方は気をつけてください。

またバスやタクシーで通行するにあたり、駐車場の利用料金がかかります。
観光バスなどの大型バスは10,200円、小さいマイクロバスは4,590円、タクシーの場合は2,050円です。
料金の一部は岐阜県の環境保全のために役立てられるとのこと。
多くの人がいつまでもこの大自然を満喫できるよう、私達もマナーを守って乗鞍スカイラインを利用したいですね。