富士山スカイライン

世界中から注目されている富士山を見ながら走れる富士スカイライン

第二東名高速道路が開通し、富士山が世界遺産に登録されました。
ツーリングスポットとしても注目されるようになりましたが、その中でも富士山スカイラインは、富士山を見ながら走ることができる場所として知られています。

富士山の5合目まで上ることができる道路である富士山スカイラインは、夏場でも涼しさを感じてしまうほどさわやかな場所です。
かつては有料道路でしたが、現在では償還もおわり、無料で開放されています。
料金所も見えたりしますが、かつての名残としてみることができるでしょう。

森林地帯を走る周遊区間と富士山を上る登山区間

場所としては、御殿場市から富士宮市を結ぶ周遊区間と、富士山の五合目の登山区間を合わせた道路で、表富士周遊道路とも呼ばれています。
最高標高到達地点は2,380mで、日本の中では車で行ける最も高い地点となっているのです。

周遊区間は富士山の森林地帯を走る道路で、驚くほどの自然の中を走っていくことができます。
思っている以上に気温が落ちることもあり、油断をすると凍結している箇所に当たることもあるのです。

登山区間は、約13kmの長さになっており、富士山を上っていくことができる道路となっています。
峠道として緩やかな道路ではなく、ヘアピンカーブが連続することもありますし、道路も綺麗とはいいがたい部分があることは事実なので、注意が必要でしょう。

五合目に到達すると、大きな無料駐車場があり、トイレも利用することができるようになっています。
ここが終点となりますので、折り返しておりることになるのです。

富士山の五合目を通る道路ですので、冬季は通行止めになることは覚えておきましょう。
夏場もマイカー規制がかかりますので、時期を選んでおく必要があります。

注意しなければいけないこともあるのが富士山スカイライン

バイクのツーリングスポットとして考えると、走りやすい道路とは言えません。
視界がいいわけではなく、きついコーナーも連続します。
ワインディングロードが好きな人でも、道路事情は決していいとは言えませんので、注意しなければいけません。

世界遺産登録後は、かなりの台数の車やバイクが訪れるようになりました。
時期によっては大混雑の中を走ることになる場合もあることは、覚悟していかなければいけないでしょう。
軽快に走るとはいかないこともあります。

もう一つ忘れてはいけないのが、非常に標高が高いということでしょう。
空気が薄くなっていくため、燃焼効率が落ち、出力は低下します。

欠点もある富士山スカイラインではありますが、日本の象徴的な山である富士山を走ることには違いがありません。
この価値観は、他のスポットでは味わうことができない部分なのです。