普通自動二輪免許を取得するには指定自動車教習所に通い所定の授業を受け、実技教習を受ける必要があります。
実技教習には様々なものがあり、人によってはとても難しいと感じるものもあれば、意外と簡単に出来た、などという事もあります。
スラロームのポイント
ここでは教習所で必ずといって行われているスラロームについてお話したいと思います。
スラロームという言葉はあまり聞き慣れていないかもしれません。
スラロームというのはジムカーナの競技などでも行われているもので、パイロンを一定間隔、もしくは間隔を変えて配置し、そのパイロンの間と間を縫うように走る事です。
たまにテレビでやっている白バイ隊の訓練の模様などでよくこのスラロームをしている姿が映されますよね。
教習中の方の中には楽しいと感じている方もいるようです。
ソース元:スラロームの面白さ
こちらの方のように楽しくスラロームができれば理想的。
しかし、全員が好きな教習科目というわけではありません。
このスラロームは見ていると簡単そうに見えますが、実際には見るのとやるのでは随分違い、なかなか合格ポイントをもらえないという人も中にはいます。
スラロームで最も注意すべき点はアクセルワークです。
パイロンの手前でアクセルを一気に戻しまた開ける、という事なのですが、この感覚を身に付けるのは一日では難しいかもしれません。
勿論中にはあっさりと出来てしまう人も事実存在します。
スラロームを行う際にはとにもかくにもこのアクセルワークが重要です。
アクセルワークに加え車体を倒す感覚なども重要になってきます。
ニーグリップもスラロームでは大事です。
ニーグリップというのはタンクを膝でしっかりと挟む事です。
これをしっかりとする事により車体が安定します。
意外と出来ていない場合があるので、まずはここを見直してみるのも良いでしょう。
アクセルワークと車体の倒し方
スラローム成功のポイントはアクセルワークと車体を倒すタイミングです。
これをきっちりとマスターする必要があります。何度かやっているうちにタイミングがつかめるようになるとは思いますが、アクセルを戻すタイミング、車体を倒すタイミングというのを意識してみる事で随分変わってくると思います。
卒業検定でもこのスラロームというのは内容に含まれている事が多いです。
検定で合格するにはタイムは勿論スラロームのスムーズさも求められます。
基本的には7秒以内での通過を求められるので、しっかりとニーグリップした上で頭はあまり動かさず、テンポよくパイロンの間を縫っていきましょう。
目線
うまくいくコツ、というほどではありませんが、目線を手前にばかり持ってくるのではなく、なるべく最初から出口付近を見るようにしましょう。
手前のパイロンばかりに気を取られてしまうと次のパイロンが目に入った瞬間判断が遅れてしまいます。
なるべく出口付近を見て、手前のパイロンは視野の端で確認する程度にしたほうが良いでしょう。
これはスラロームに限った話ではないですが、緊張せずに普段の教習を受けているつもりで検定に臨みましょう。
あまりガチガチに緊張してしまうと普段通りの力は出せない場合が多いです。
なるべくリラックスした状態で検定に臨むという事が重要です。